【目がテン】日本の「かがくの里」が世界へ!南米エクアドルとの国際交流から学ぶ里山の知恵
毎週日曜日の朝に放送されている日本テレビ系の長寿科学番組『所さんの目がテン!』。2026年5月3日の放送回では、「かがくの里が世界に羽ばたいた!南米エクアドルSP」と題して、番組の大人気企画「かがくの里」が日本を飛び出し、南米エクアドルで国際的な「里山交流」を行う様子が放送されました。
荒れ果てた土地を豊かな自然と共生する里山へと再生させる「かがくの里」プロジェクトは、いまや国内だけでなく、世界的な環境保全の取り組み(里山イニシアティブ)からも注目を集めています。今回は、阿部健一プレゼンターが現地エクアドルで体験した国際交流と、国境を越えて共有される「自然と人間の共生」の理念について深掘りします。
「かがくの里」が国際会議(IPSI)に招待される快挙!
番組企画としてスタートした「かがくの里」ですが、その持続可能な農業や生態系回復の取り組みは非常に高く評価されており、なんと今回、国際的なパートナーシップである「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)」の第10回定例会合に招待されるという快挙を成し遂げました。
IPSIとは、世界中の多様な生態系を保全し、人間と自然が持続的に共生できる社会を目指す国際的な枠組みです。「Satoyama(里山)」という日本語がそのまま国際的な環境保全のキーワードとして使われていることからも、日本の伝統的な自然との関わり方が世界的に注目されていることが分かります。
阿部プレゼンターは日本代表の一人としてエクアドルで開催されたこの会議に出席し、世界各国の専門家たちと意見交換を行いました。
国境を越えた「田植え交流」の感動
会議への参加だけでなく、阿部プレゼンターは以前「かがくの里」を訪れ、一緒に田植え体験をしてくれたエクアドルの農業関係者たちとの再会も果たしました。
地球の裏側にあるエクアドルと日本。気候も文化も全く異なりますが、「土に触れ、作物を育て、自然の恵みをいただく」という根本的な喜びは共通しています。番組では、日本の田んぼで泥だらけになって笑い合ったエクアドルの人々が、自分たちの国で日本の「SATOYAMA」の精神をどう活かしているかが紹介され、阿部プレゼンターも感銘を受けていました。
エクアドル最高峰・チンボラソ山麓の「生きた里山」
番組の後半では、エクアドル最高峰であるチンボラソ山の麓に位置するモヤ村を訪問しました。標高が非常に高く、冷涼で厳しい自然環境の中にあるこの村は、まさにアンデス版の「里山」です。
村の人々は、アルパカやリャマを放牧しながら、その毛で衣服を作り、糞を燃料や肥料として使い、ジャガイモなどの高山植物を栽培して暮らしています。無駄なものが一切なく、自然のサイクルの中に完全に人間が組み込まれているその暮らしぶりは、私たちが失いかけている「持続可能性(SDGs)」の究極の形でした。
現地の人々と地産地消の伝統的なエクアドル料理を囲むシーンは、言葉の壁を越えた温かい交流の姿として、視聴者の心を打ちました。
まとめ:世界共通のキーワード「SATOYAMA」
今回の『所さんの目がテン!』は、バラエティ番組の枠を超えた、非常にスケールの大きく学びのある放送回でした。
日本の「里山」という言葉が、遠く南米エクアドルの地でも理解され、共感を生んでいるという事実は、私たち日本人にとって大きな誇りです。環境問題やSDGsと難しく考える前に、まずは身近な自然を大切にし、自然と共生してきた先人たちの知恵を学び直すこと。それが、私たちが今すぐに始められる第一歩なのかもしれません。


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