第175回芥川賞・直木賞の候補作発表!最大の注目はオードリー若林正恭の初小説『青天』
日本文学界の最も名誉あるアワードの一つである「芥川龍之介賞」および「直木三十五賞」の第175回候補作が、2026年6月11日に発表されました。両賞のノミネート作品は計10作にのぼりますが、今回の発表で最も大きな衝撃と話題を呼んでいるのが、人気お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんの初小説『青天(あおてん)』が直木賞候補に選出されたことです。
これまで数々のエッセイで圧倒的な文才を披露しベストセラーを連発してきた若林さんですが、小説での直木賞ノミネートはお笑いタレントとして史上初の快挙となります。今回は、大注目を集める若林さんの『青天』の魅力や、第175回芥川賞・直木賞の候補作および作家一覧、今後の選考会スケジュールについて最速かつ詳細にまとめました!
直木賞候補作の注目ランキング&見どころ解説
第175回直木賞の候補に選出されたのは、以下の豪華な5作品です。それぞれの魅力と見どころを紹介します。
第1位:若林正恭『青天(あおてん)』(文藝春秋)――アメフトに青春を懸ける高校生の葛藤
オードリーの若林正恭さんが満を持して発表した初の本格小説『青天(あおてん)』は、1999年の東京を舞台に、アメリカンフットボールというマイナースポーツに青春のすべてを注ぎ込む高校生たちの姿を瑞々しく描いた青春物語です。
タイトルの「青天」とは、アメフトの用語で「強烈なタックルを食らい、仰向けに倒されて青空を見上げること」を意味する「アオテン」から名付けられています。挫折や葛藤を繰り返しながらも前を向く登場人物たちの泥臭くも美しい姿は、発売直後から予約が殺到し、早くも累計発行部数28万部を突破する大ベストセラーとなっています。著者自身のアメフト経験や、当時の渋谷・原宿の空気感が色濃く反映された、魂の籠った傑作です。
第2位:原田ひ香『#台所のあるところ』(文藝春秋)――食とSNSが交錯する現代人の温かい物語
『三千円の使いかた』など、数々の生活に寄り添ったヒット作で知られる原田ひ香さんが、初の直木賞候補に選出されました。本作『#台所のあるところ』は、キッチンという誰もが立つ日常の場所と、SNSという非日常の世界が交錯する中で、人々が食を通して絆を取り戻していく様子を優しく描いたヒューマンドラマです。原田さんならではの緻密な心理描写と美味しそうな料理の描写が光る、心温まる一冊です。
第3位:凪良ゆう『多類婚姻譚』(講談社)――本屋大賞作家が挑む新しい家族の形
『流浪の月』『汝、星のごとく』で2度の本屋大賞に輝いた凪良ゆうさんの最新作『多類婚姻譚』も堂々のノミネート。血縁やこれまでの常識にとらわれない「新しい家族のあり方」を模索する複数の男女の群像劇であり、現代社会における関係性の難しさと美しさを鋭く切り取っています。読者の価値観を揺さぶる、非常に完成度の高い小説です。
その他の直木賞候補作
- 朝倉かすみ『けんぐゎい』(光文社):地方都市を舞台に、人間の可笑しみと哀愁を描く味わい深い作品。
- 蝉谷めぐ実『見えるか保己一』(KADOKAWA):江戸時代の盲目の学者・塙保己一をテーマに描く歴史ロマン。
芥川賞候補作の一覧と注目作家
同日に発表された第175回芥川賞の候補作は以下の5作品です。純文学の新鋭たちが名を連ねています。
- 小砂川チト:「ゾンビ回収婦」(群像5月号)
- 鈴木涼美:「悪い血」(文學界6月号):これまでも複数回芥川賞候補に挙がっている実力派作家の意欲作。
- 仁科斂:「丹心」(新潮4月号)
- 村司侑:「ソリティアおじさんがいた頃」(文學界5月号)
- 八木詠美:「アンチ・グッドモーニング」(文藝春季号):初の芥川賞候補ノミネート。
第175回芥川賞・直木賞の選考会はいつ?結果発表スケジュール
気になる選考会および受賞作発表のスケジュールは以下の通りです。
- 選考会日時:2026年7月15日(水)
- 選考場所:東京・築地「新喜楽」(しんきらく)
- 発表方法:選考会終了後(例年17時〜19時頃)、速報ニュースとして各メディアで受賞者が発表され、記者会見が生中継される予定です。
よくある質問 (FAQ)
Q. お笑いタレントが直木賞の候補になるのは本当に初めてですか?
A. はい、本当です。芥川賞では、過去にピースの又吉直樹さんが『火花』で受賞した例がありますが、エンターテインメント小説を対象とする直木賞において、現役のお笑いタレントが候補に選ばれるのは歴史上初の快挙となります。
Q. オードリー若林さんの小説『青天』はどこで買えますか?電子書籍はありますか?
A. 全国の主要書店やオンライン書店(Amazon、楽天ブックスなど)で発売中です。直木賞ノミネートを受けて各書店で特設コーナーが設置されるため一時的に品薄になる可能性がありますが、Kindleなどの電子書籍版も同時に配信されているため、すぐに読みたい方は電子版がおすすめです。
Q. 選考委員は誰ですか?
A. 直木賞の選考委員には、浅田次郎氏、角田光代氏、京極夏彦氏、桐野夏生氏、髙樹のぶ子氏、林真理子氏、三浦しをん氏、宮部みゆき氏など、日本を代表する作家陣が名を連ねています。
この記事を書いた人
Taku|テレビFAN文化・ドキュメンタリー担当
ドキュメンタリー番組や書籍、文化、伝統芸能などをこよなく愛する30代ライター。テレビで取り上げられた深いテーマや、注目の新刊・時事ニュースの背景を丁寧に掘り下げ、読み応えのある解説記事を執筆します。


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