【YOUは何しに日本へ】日本の「麹(こうじ)」に魅せられた外国人!一流職人を目指す住み込み修行に密着
成田空港などの国際空港で、来日した外国人に「YOUは何しに日本へ?」と直撃インタビューし、面白い目的を持った外国人にそのまま密着取材をするテレビ東京系の人気バラエティ番組『YOUは何しに日本へ?』。
2026年5月11日の放送回では、「麹(こうじ)」という日本の伝統的な発酵文化に魅了され、日本に移住して本物の職人を目指す外国人YOUの姿が放送され、大きな反響を呼びました。日本人である私たちでさえ、普段何気なく口にしている味噌や醤油のルーツである「麹」について、深く知る人は少ないかもしれません。今回は、番組で紹介されたYOUの奮闘ぶりと、彼をそこまで虜にした麹の魅力について深掘りします。
そもそも「麹(こうじ)」って何?
YOUの密着の前に、まずは「麹」について簡単におさらいしましょう。
麹とは、蒸したお米や麦、大豆などの穀物に「麹菌(こうじきん)」と呼ばれるカビの一種を繁殖させたものです。カビと聞くと少し驚くかもしれませんが、日本の食文化において麹菌は「国菌(こっきん)」に指定されるほど重要な存在です。
味噌、醤油、みりん、お酢、そして日本酒。これら日本食のベースとなる伝統的な調味料や酒は、すべてこの「麹」が持つ発酵の力(酵素)を利用して作られています。つまり、麹がなければ、今の美味しい和食は存在しなかったと言っても過言ではありません。
母国を離れ、日本の老舗麹店へ弟子入りしたYOU
今回番組が密着した外国人YOUは、母国で日本の発酵食品に出会い、その奥深さに衝撃を受けたと言います。「なぜ同じ米や大豆から、こんなにも複雑で深い旨味が生まれるのか?」。その魔法の鍵が『麹菌』にあると知った彼は、本場で技術を学ぶために単身日本へ渡りました。
番組では、彼が地方にある老舗の種麹屋(たねこうじや:麹菌を専門に培養・販売するお店)に住み込みで弟子入りし、厳しい修行の日々を送る姿が放送されました。
温度と湿度との戦い!麹作りは「子育て」と同じ
修行中のYOUが最も苦労していたのが「温度と湿度の管理」です。
麹菌は生き物です。彼らが最も活発に働き、美味しい酵素を作り出すためには、「室(むろ)」と呼ばれる高温多湿の専用の部屋で、昼夜を問わずつきっきりで世話をする必要があります。少しでも温度が高すぎれば菌が死んでしまい、低すぎれば繁殖しません。
深夜に起きてお米の温度を測り、手作業で丁寧に混ぜ合わせる(手入れ)姿は、まさに真剣そのもの。「麹作りは子育てと同じ。少しでも目を離すと駄目になってしまうんだ」と、汗だくになりながら語るYOUの目は、すでに立派な職人のそれでした。
日本の伝統を外国人が受け継ぐという新しい形
密着の終盤、老舗の親方がYOUの作った麹の出来栄えを評価するシーンがありました。親方は厳しくも温かい目で麹の香りや手触りを確かめ、「まだまだだが、お前にはセンスと情熱がある」と合格点を出しました。その瞬間、YOUが流した大粒の涙は、スタジオのバナナマンのお二人や視聴者の涙を誘いました。
現在、日本国内でも高齢化や後継者不足により、伝統的な製法を守る麹屋や蔵元が減少しています。そんな中、海を越えてやってきた外国人が日本の伝統文化に惚れ込み、その技術を受け継ごうとしてくれる姿は、非常に頼もしく、また嬉しいニュースです。
まとめ:私たちも「日本の宝」をもっと知ろう
今回の『YOUは何しに日本へ?』は、外国人の目を通して、私たち日本人が忘れかけている自国の文化の素晴らしさを再発見させてくれる素晴らしい内容でした。
スーパーで味噌や醤油を買うとき、あるいは塩麹を使って料理をするとき、ほんの少しだけ、裏側で生きている「麹菌」と、それを大切に育てている職人さんたちの姿を想像してみてください。いつもの食事が、さらに美味しく、そしてありがたく感じられるはずです。


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