自らの体重の2倍〜3倍近いバーベルを一瞬の爆発力で頭上へ差し上げる「ウエイトリフティング(重量挙げ)」、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの3種目で極限の筋力を競う「パワーリフティング」、華麗な回転蹴りと電子防具の頭脳戦が交錯する「テコンドー」、そして日本発祥の武道として世界中に愛好家を持つ「空手(形・組手)」は、一瞬たりとも目が離せないパワー&マーシャルアーツ(格闘・武道)競技です。2027年現在、三宅宏実さん(五輪2大会連続メダリスト)の系譜を継ぐ女子49kg級の鈴木梨羅選手、男子73kg級の日本記録保持者・宮本昌典選手、『タンク村上』の愛称で爆発的な人気を誇る最重量級の村上英士朗選手、テコンドーの山田美諭選手、そして日本武道館が揺れる全日本空手道選手権まで、各競技の日本代表選手・ルールと試技の見どころ・テレビ放送&ライブ配信を徹底解説します。
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2027年最新!ウエイトリフティング・パワーリフティング・テコンドー・空手の注目選手&放送一覧表
4大パワー&武道競技について、種目ルール、日本代表の看板選手、国内最高峰の大会およびテレビ放送・ネット配信先を一覧表で比較します。
| 競技名・主な種目 | 主な日本代表・注目選手・レジェンド | 国内の主要大会・会場 | 主なテレビ放送・ネット配信 |
|---|---|---|---|
| ウエイトリフティング(重量挙げ) (スナッチ3試技+クリーン&ジャーク3試技のトータル重量) |
鈴木梨羅(女子49kg級・パリ五輪8位入賞)・宮本昌典(男子73kg級)・村上英士朗(男子102kg超級「タンク村上」)・糸数陽一・安藤美希子・三宅宏実(コーチ) | 全日本ウエイトリフティング選手権大会(毎年4月〜6月頃開催・いちご宮崎新富サッカー場体育館や福井・長崎等) | 日本ウエイトリフティング協会公式YouTubeライブ・NHK BS・J SPORTS(世界選手権等) |
| パワーリフティング&ベンチプレス (BIG3:スクワット・ベンチプレス・デッドリフトの合計重量/パラパワーリフティング) |
大谷憲弘・阿久津貴史・児玉大紀(ベンチプレス世界王者)・西崎哲男 / 宇城元 / 光瀬智洋(パラパワーリフティング代表) | 全日本パワーリフティング選手権・全日本ベンチプレス選手権・全日本パラパワーリフティング選手権 | 日本パワーリフティング協会(JPA)公式YouTube「パワーリフティングTV」完全生中継! |
| テコンドー(WT / パラテコンドー) (キョルギ=組手:3ラウンド先取制 / プムセ=型) |
山田美諭(女子49kg級・東京五輪5位)・鈴木セルヒオ・東島星夜・梅原麻奈・工藤俊介(パラテコンドー銅メダリスト)・太田渉子 | 全日本テコンドー選手権大会(毎年12月〜2月頃・代々木第二体育館や常滑市体育館等) | 全日本テコンドー協会(AJTA)公式YouTubeライブ・World Taekwondo公式配信 |
| 空手道(全空連 / WKFルール) (形:カタ / 組手:クミテ) |
【形】西山走(世界王者)・本一将・大野ひかる・尾野真歩(喜友名諒・清水希容の系譜) 【組手】崎山優成・安崎直哉・齊藤綾夏・宮原美穂・植草歩(レジェンド) |
天皇盃・皇后盃 全日本空手道選手権大会(毎年12月・日本武道館/東京体育館)・KARATE1プレミアリーグ | NHK Eテレにて毎年12月の『全日本空手道選手権(日本武道館)』を生中継!全空連(JKF)公式YouTubeも大充実 |
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1. ウエイトリフティングとパワーリフティングの違い:『鈴木梨羅・宮本昌典・タンク村上』の挑戦
ウエイトリフティングは「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」の2種目トータル勝負!
ジムで筋トレをする人が増えた2027年現在、改めて知っておくと観戦が10倍面白くなるのが「ウエイトリフティング(重量挙げ)」と「パワーリフティング」の違いです。オリンピック種目である『ウエイトリフティング』は、床にあるバーベルを一気に頭上まで引き上げて立ち上がる「スナッチ(Snatch)」と、一度鎖骨・肩の前までバーベルを引き上げて(クリーン)から全身のバネで頭上へ突き上げる「クリーン&ジャーク(Clean & Jerk)」の2種目をそれぞれ3試技ずつ行い、その最高記録の合計(トータル重量)を競います。
日本女子では、ロンドン五輪銀・リオ五輪銅メダルの三宅宏実さん(現コーチ)や東京五輪銅メダルの安藤美希子さんの魂を受け継ぎ、身長146cmながら自身の体重の約4倍近いトータル191kgを挙げてパリ五輪女子49kg級で8位入賞を果たした鈴木梨羅(すずき・りら)選手(ALSOK)がエースとして牽引。男子では、スナッチ150kg超・日本記録を次々と塗り替える73kg級の宮本昌典選手(東京国際大学職)と、最重量級(102kg超級)で日本記録トータル425kgを誇り、観客席を巻き込むコール&レスポンスで会場を最高潮に盛り上げる『タンク村上』こと村上英士朗選手(いちご)が日本の看板選手です。
筋トレ愛好家の憧れ!BIG3を競う『パワーリフティング』のYouTube生中継ブーム
一方、頭上へ挙げるのではなく、ジムの筋トレBIG3としてお馴染みの「①スクワット、②ベンチプレス、③デッドリフト」の3種目の合計挙上重量を競うのが『パワーリフティング』(およびベンチプレス単独の選手権)です。近年はフィットネスブームの影響で競技人口が爆発的に増加しており、日本パワーリフティング協会(JPA)の公式YouTubeチャンネルで生配信される全日本選手権や、ベンチプレス世界王者・児玉大紀選手の試技は数万人が同時視聴する大人気コンテンツとなっています。
2. 毎年12月の日本武道館!NHK Eテレ生中継『全日本空手道選手権』と、テコンドーの高速蹴り技
喜友名諒・清水希容の系譜を継ぐ「形(カタ)」の西山走・大野ひかる・尾野真歩
毎年12月の第2日曜日に東京・日本武道館で開催され、NHK Eテレで全国生中継される『天皇盃・皇后盃 全日本空手道選手権大会』は、冬の武道カレンダーを締めくくる最高峰の舞台です。仮想の敵に対する攻防の演武で極限のキレ・スピード・道着の衣擦れの音までが審査される『形(カタ)』では、東京五輪金メダルの喜友名諒さん・銀メダルの清水希容さんの系譜を継ぎ、世界選手権王者の西山走(にしやま・かける)選手や本一将選手、大野ひかる選手、尾野真歩選手らが、息を呑むような静寂の中で「チャタンヤラクーシャンクー」や「スーパーリンペイ」などの大技を披露します。また、体重無差別で日本一を争う全日本の『組手(クミテ)』では、目にも止まらぬ刻み突きと上段蹴りの応酬が繰り広げられます。
電子防具×回転蹴り!テコンドーは「2ラウンド先取制」でさらに攻撃的に
また、足技を中心とした格闘技『テコンドー』は、胴体とヘッドギアにセンサーが内蔵された「電子防具」を着用し、有効な強さで蹴りがヒットすると瞬時に電光掲示板へ得点が加算されます(胴への突き1点・胴への蹴り2点・胴への回転蹴り4点・頭部への蹴り3点・頭部への回転蹴り5点)。現在は「1ラウンド2分間×3ラウンドのうち、2ラウンドを先取した方が勝ち(ラウンドマスト制)」というルールが採用されており、点差が開いても次のラウンドを取れば逆転できるため、山田美諭選手(城北信用金庫)や東島星夜選手らのアグレッシブな空中回転蹴りが最後まで堪能できます。
よくある質問(FAQ)
Q. ウエイトリフティング(重量挙げ)で、バーベルを頭上に挙げたのに「赤ランプ(失敗)」になるのはなぜですか?
A. ウエイトリフティングでは、3人の審判が判定を行い、白ランプが2つ以上点灯すれば成功、赤ランプが2つ以上で失敗となります。頭上までバーベルが上がったように見えても赤ランプになる主な理由は『プレスアウト(肘が一度伸び切る前に、途中で肘が曲がった状態から腕の力で押し上げてしまう反則)』です。肘は最初から最後までロックされた状態(ピシッと伸びた状態)で一気に受け止めなければならず、ここが重量挙げの最も厳しく奥深い技術ポイントです。
Q. 空手の「組手(クミテ)」における、有効技の得点(1ポイント・2ポイント・3ポイント)の違いは何ですか?
A. 全日本空手道連盟(WKF)ルールの組手では、寸止め(コントロールされた打撃)の正確さと威力によって3段階の得点が与えられます。①『有効(1ポイント)』=中段または上段への突き(パンチ)、②『技あり(2ポイント)』=中段(胴体)への蹴り、③『一本(3ポイント)』=上段(顔面・頭部)への蹴り、または相手を崩して倒した状態での決め突きです。3ポイントの「一本」が決まると一瞬で逆転が起きます。
Q. パラリンピックの『パラパワーリフティング』はどのようなルールで行われますか?
A. パラパワーリフティングは、下肢に障がいのある選手が「ベンチプレス1種目のみ」で究極の挙上重量を競う競技です。健常者のベンチプレスと異なり、脚で床を踏ん張ることができないため、下半身をベンチ台の上に真っ直ぐ伸ばしてベルトで固定し、純粋な上半身(胸・肩・腕)の筋力だけで体重の2倍〜3倍ものバーベルを差し上げます。掛け声や音楽で会場が一体となるエンターテインメント性の高い人気競技です。
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