高さ10メートルの飛び込み台(ビル3〜4階相当)から時速50kmで水面へ突入しながら水しぶきを一切立てない神技『ノースプラッシュ(玉井陸斗選手)』、新採点システムの導入で人間離れした大技リフトと高速シンクロが勝敗を分ける『アーティスティックスイミング(比嘉もえ選手・佐藤友花選手らマーメイドジャパン)』、そして足がつかない深いプールで激しい肉弾戦を繰り広げる『水球(ポセイドンジャパン)』と海のマラソン『オープンウォータースイミング(OWS)』。パリ五輪では17歳(当時)の玉井陸斗選手が日本飛込界96年の歴史で初となる銀メダルを獲得し、日本中に歓喜をもたらしました。2027年シーズンの世界水泳&日本選手権スケジュールと放送配信を徹底解説します。
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2027年最新!飛込・アーティスティックスイミング・水球・OWS日本代表の主力選手&主要大会比較一覧表
日本の水泳界を支える4大競技(競泳以外)について、注目の日本代表スター選手、競技の最大の見どころ、2027年の主要国内大会・国際大会と放送先を一覧表で比較します。
| 競技名(代表愛称) | 注目の日本代表選手(所属・主な実績) | 競技の見どころ・2027年主要大会 | 主なテレビ放送・ネット配信先 |
|---|---|---|---|
| 1. 飛込(ダイビング:10m高飛込・3m飛板飛込) (翼ジャパン) |
・玉井陸斗(たまい・りくと / JSS宝塚:パリ五輪男子10m高飛込で日本人史上初の銀メダル獲得!!) ・西田玲雄・須山晴貴 【女子】荒井祭里(JSS宝塚)・三上紗也可(米子DC)・金戸凜(日大・親子3代五輪出場!)・榎本遼香 |
・わずか1.5秒〜2秒の空中演技で4回転半や抱え型を決め、水面がコップに石を落としたように静まり返る『ノースプラッシュ(水しぶきゼロの入水)』! ・日本室内選手権飛込競技大会 / 日本選手権(8月〜9月) |
テレビ朝日系・ABEMA(世界水泳選手権を独占中継!) / NHK総合・BS(日本選手権)・日本水泳連盟公式YouTube |
| 2. アーティスティックスイミング(AS / 旧シンクロ) (マーメイドジャパン) |
・比嘉もえ(ひが・もえ / 井村ASC:デュエット&チームの若き絶対的エース!) ・佐藤友花(さとう・ともか / ジョイフルAC:世界水泳ソロ金メダリスト!姉・佐藤陽太郎とのきょうだい活躍も話題!) ・安永真白・木島萌香・吉田萌・島田綾乃・小林唄・和田彩未 |
・フィギュアスケートのように事前申告した技の難度(DD)が厳格に採点される新ルール!一発逆転の『アクロバティックルーティン(大技リフト)』はスリル満点! ・日本選手権水泳競技大会AS競技(5月頃・東京アクアティクスセンター) |
テレビ朝日系・ABEMA(世界水泳) / NHK BS・Eテレ(日本選手権) |
| 3. 水球(ウォーターポロ) (ポセイドンジャパン) |
・稲場悠介(いなば・ゆうすけ:五輪得点王争い常連の世界的シューター!) ・鈴木透生・足立聖弥・大川慶悟・高田充・棚村克行・荒井陸 【女子】有馬優美・稲場朱里(悠介の妹!)ほか |
・「水中の格闘技」!水深2m以上のプールで一度も底に足をつけず(巻き足)、時速80km超のシュートを叩き込む!日本独自の戦術『パスラインディフェンス』 ・日本選手権水泳競技大会水球競技(10月・東京辰巳水泳場等) |
NHK Eテレ(日本選手権決勝を生中継!) / テレビ朝日・ABEMA / 日本水泳連盟YouTube |
| 4. オープンウォータースイミング(OWS:海・川・湖10km) | ・南出大伸(みなみで・たいしん / 木下グループ:3大会連続五輪代表のエース) ・古畑海生・辻森魁人 【女子】蝦名愛梨(えびな・あいり / 自衛隊体育学校)・梶本一花(世界水泳でも大躍進!) |
・「海のマラソン」!コースロープのない自然の海で数十人が一斉にスタートし、波・潮流・水温と戦いながら約2時間かけて10kmを泳ぎ切る過酷なサバイバルレース! ・日本選手権OWS競技(秋・東京お台場海浜公園 / 館山等) |
テレビ朝日・ABEMA(世界水泳) / 日本水泳連盟公式YouTubeライブ配信 |
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1. 史上最年少で日本選手権を制した天才・玉井陸斗が成し遂げた「日本飛込界96年目の初メダル」!
寺内健の背中を追った兵庫・宝塚の少年が、中国の壁に迫った6本の試技
1928年アムステルダム五輪の初参加以来、寺内健さん(五輪6大会出場)ら多くの名選手が挑みながらも、あと一歩で届かなかったオリンピックの表彰台。その96年間の歴史の扉をこじ開けたのが、兵庫県宝塚市出身・JSS宝塚所属の玉井陸斗(たまい・りくと)選手です。
玉井選手は小学1年生で飛込を始め、わずか中学1年生(12歳7か月)にして日本室内選手権の10m高飛込で優勝し史上最年少記録を樹立。パリ五輪の男子10m高飛込決勝では、高さ10メートルの台の上で逆立ちの状態から後ろ向きに宙返りとひねりを加える大技「6245D(逆立ち後宙返り2回2回半ひねり)」や、最高難度3.7の「109C(前宙返り4回半抱え型)」で90点台後半を連発しました。
特に彼の代名詞である、足のつま先までピンと伸びた美しい空中姿勢から水面を切り裂く『ノースプラッシュ(水しぶきがほとんど上がらない入水)』は世界最強の中国勢をも脅かし、見事銀メダルを獲得。2027年の世界水泳、そして2028年ロサンゼルス五輪での金メダル最有力候補として世界中から注目を集めています。
2. 採点ルール激変で別競技に進化!『アーティスティックスイミング(AS)』のベースマークと比嘉もえ
わずか1つの角度ミスで基礎点に大幅減点!「難度(DD)申請」のギャンブル
井村雅代ヘッドコーチや乾友紀子さんが築き上げてきた日本の『アーティスティックスイミング(AS / 旧シンクロナイズドスイミング)』は、近年のワールドアクアティクスによる「歴史的な大ルール改正」によって、まるでフィギュアスケートや体操のような緻密なスポーツへと生まれ変わりました。
現在、各国は演技の前に「自分たちがどの難度(DD=ディグリー・オブ・ディフィカルティ)の足技やリフトをどの順番で行うか」を書いた『コーチカード』を審判に提出します。高難度の技を詰め込めば基礎点が跳ね上がりますが、もし本番で「足の角度が規定(垂直や水面水平)に届かない」「8人の動きがズレた」とテクニカルコントローラーに判定されると、即座に『ベースマーク(Base Mark)』が宣告され、せっかくの高難度点が最低の基礎点(わずか0.5点など)に強制引き下げられてしまうという、一瞬も気の抜けないスリリングなルールになっています。
そのため、元飛込選手の母を持ち圧倒的な身長と脚の長さを誇るエース・比嘉もえ選手や、世界水泳ソロ金メダリストの佐藤友花選手、さらに男子AS選手のパイオニアである兄・佐藤陽太郎選手らが挑む高難度ルーティンは、最後の得点表示が出る瞬間まで手に汗握る大迫力の展開となります。
よくある質問(FAQ)
Q. 飛込競技で、選手たちがプールから上がった直後にすぐ温かいシャワーを浴びたりジャグジーに入ったりしているのはなぜですか?
A. 飛込の選手は、1本跳んでから次の自分の順番が回ってくるまでに「約15分〜20分間」の待ち時間があります。濡れた水着のままプールサイドの空気(空調)に当たっていると、急激に体温が奪われて筋肉が冷えて硬くなり、次の10メートルからの大技で怪我やミスに繋がってしまうため、1本跳ぶごとにすぐ温水シャワーや温水ジャグジー(ホットタブ)に入って筋肉を温め、特殊な吸水タオル(セームタオル)で水気を拭き取っているのです。
Q. アーティスティックスイミングの選手たちは、激しい水中演技でもなぜ髪型やメイクが一切崩れないのですか?
A. 髪型が崩れない秘密は、食用や工業用の『ゼラチン(ゼリー状のノリ)』をお湯で溶かし、刷毛(ハケ)で髪の毛全体に塗り固めて乾かしているからです!これによって水中を高速で移動してもお団子ヘアが1本も乱れません(試合後は熱いお湯のシャワーで時間をかけて溶かして洗い流します)。またメイクも、水や汗を完全に弾く舞台・水中競技用の強力なウォータープルーフ化粧品を使用しています。
Q. 水球(ポセイドンジャパン)の選手は、試合中ずっとプールの底に足をついていないというのは本当ですか?
A. 本当です!公式の水球プールの水深は「2メートル以上」あり、ゴールキーパー以外のフィールドプレーヤーはプールの底に足や手をつくことが禁止されています。選手たちは試合中の約32分間(実働時間)、水中を自転車を漕ぐように足を交互に回し続ける『巻き足(エッグビーターキック)』という特殊な泳法だけで常に胸から上を水面に出し、さらには助走なしで水上から腰まで飛び上がって時速80kmのシュートを放つという驚異のスタミナを誇っています。
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